能動的にインターネットを使いたい

このブログを開設した理由として、インターネットを受動的ではなく、能動的に利用したいと思ったことにある。中学生の頃は、趣味のホームページを作ったり、ブログを作ったりして、それなりにインターネットを能動的に利用していた方だと思う。なので、インターネット上で何かを発信して、それに対して何かリプライが得られることの楽しさは知っているつもりだ。しかし、気付けば大学・大学院生になってからはインターネットを受動的に利用する側となってしまっていた。受動的なインターネット利用は、地に根を張った思考力が失われてくる気がするし、時間も浪費する。少しでも能動的に頭を働かせていたい。

自分の書いた文章を誰かに読んで貰って、何か反響が得られる可能性がブログにはある。個人的に文章を書くことについては随分と意識してきた。手書きの日記は5年間続けてきたし、思い付いたときに考えをノートにまとめてみるということもよくやった。その一方で、自分の考えを見失わずに口頭で議論することは苦手なので、考えていることが口では全く伝わらないもどかしさを感じてきた。口が達者な人間の前では、どうしても流されてしまう気がしていた。この点は自己研さんが必要な点の一つとして考えている。けれども、匿名としての自分が書いた文章を匿名の人に読んでいただいたときに、どのような感想を抱かれるのかは非常に気になる。それが自分へのフィードバックにもなる。

他にも、ブログのメリットとしては、キーボードで打ち込むので、手書きよりも筆記コストが小さい点、下書きの状態で保存しておいて、納得いくまで執筆できる点があることに気付いた。上述したように、僕はグダグダと物事を考えて、日記の形で手書きでルーズリーフにまとめたりする。けれども、手書きは時間がかかって疲れる。キーボード入力は手書きよりも早い上に、推敲と修正のコストが小さいので、より文体の整った文章を素早く書き上げることができる点で非常に魅力的だ。また、手書きの日記は続き続きで書いていくという性質上、あまりまとまっていなくても、その日のうちに無理矢理まとめて中断しないといけない。その一方、ブログは疲れたら下書きとして保存して後日編集できる。しかしながら、ひょっとするとその日のうちに無理矢理まとめてしまうということも重要なのかもしれない。その日のうちに文章を無理矢理まとめてしまうこと、じっくりでもしっかりとした文章を書き上げること、結果としてどちらが良いかについてはこれからブログを書きながら判断してみようと思う。いずれにしても、5年間、紙の日記を続けてきて、そろそろ他の媒体への移行を模索していたので、ブログを始めることはそのような点でもちょうど良いのかもしれない。また、ここに書いたブログのメリットはWordやテキストエディタでもできることだけれども、ブログという場所を用意することが、より続けられることに繋がるのではと思う。